2010年11月24日水曜日

ダライ・ラマ(1)

 11月11日の日経新聞の「春秋」で、「チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世に国家首相や首相が会うと、その国の翌年の対中輸出は平均8.1%落ち組む。こんな調査結果をドイツのゲッティンゲン大学の研究者たちが発表した。『ダライ・ラマ効果』と名づけた」とあります。

 11月12日から14日まで、広島で、世界のノーベル平和賞授賞者が集ります。ダライ・ラマもその一人として参加しますが、菅直人首相が会う予定もなく、会いませんでした。これは日本の歴代首相が踏襲してきた政策でもあります。日本の内閣総理大臣でダライ・ラマ14世と公式に会談したのは、大平正芳氏のみです。また、2008年4月にアメリカへ渡航する際に成田空港に立ち寄った際には、安倍晋三前首相の昭恵夫人と会談を行っています。

 ダライ・ラマ14世は、ノーベル平和賞受賞者の集まりの前に、7日大阪、8日奈良、9日、10日新居浜、11日広島にて法話を行いました。

 ここで、ダライ・ラマ14世について、少し語っておきましょう。
ダライ・ラマ14世(1935年7月6日(在位1940年 - )は、第14代のダライ・ラマです。インドのダラムシャーラーに基点を持つチベット亡命政府ガンデンポタンの長でもあります。
 チベット民族のあいだで尊敬されている宗教指導者のひとりです。また、チベット仏教のゲルク派の最高位の仏教博士号(ゲシェ・ラランパ)を持つ僧侶でもあります。教え・実践両面のすべてで最高の権威者(チューキ・ゲーポ;法王)として広く認められているようです。

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