北京から戻りました。北京の空は、汚いとか、青空が見えないとか初めて北京に行ったコメンテーターやアナウンサーがよく言いますが、北京は、随分と空気がきれいになりました。わたしが、戻る日も青空にいわし雲が泳いでいました。これは、工場の操業を停止したり、移転させたためです。
今回の北京オリンピックは、さまざまな点で北京にいい影響を残しました。街もきれいになりました。道路脇や公園の花壇には、花が咲いています。日本以上といえるかもしれません。自転車専用ラインも造れるところはきちんと造られました。誰がデザインしたのかと思う洒落たビルが、次々と建設されました。デザインのユニークさには、驚きます。
この時期、東京と北京の気温の違いに勘が狂います。北京は最高気温が18℃、最低気温は10℃でした。それが、夕方、成田に着くと25℃。成田では、Tシャツを着た人も見かけましたが、北京では、防寒着を着ています。もっとも北京の緯度は結構高いということもあるのですが。
しかし、交通マナーの悪さは、変わりません。おそらく「百年河清を俟(ま)つ」でしょう。オリンピックで多少はよくなるかと思いましたが、まったく変わりません。歩行者は、目の前の信号が赤でも、平気で渡ります。自転車も同じです。自転車は長いので、車の進行を遮り、交通渋滞を引き起こします。道路の渋滞は、少しはましですが、ほぼオリンピック前に戻りました。奇数の日でも、車番の末尾が偶数の車が走っています。ガソリンが高くなったので、車が減ることを期待しているのですが、そうもいかないようです。
これから、北京政府がどう導いていくのか、非常に関心があります。
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