2008年9月15日月曜日

失業率(2)

今日は、どの職業が明るく、どの職業が暗いかについて、話しましょう。数字は、今年の6月の数字です。
専門的・技術的職業では、医師・薬剤師が6.09で最も高く、次いで、機械・電気技術者の2,86、保健師・助産師の2.19です。医療技術者、保険医療、社会福祉関係が1を越しています。
 管理的な職業では、外勤事務員の1.68を除いて、そのほかは、1以下です。一般事務員などは、0.19でもっとも悲惨です。これは、よく覚えておく必要があります。この分野は、正社員でなくても十分ということでしょう。
 商品販売も意外とよくありません。0.91です。サービスは、比較的よく、サービス全体で1.93です。給仕・接客などは、3.15です。離職率が高いのでしょう。飲食物調理が1.51とまずまずです。家庭生活支援サービスが2.08、生活衛生サービスが2.06です。地味で、あまりきれいでないところは、まだ求人はあるようです。保安は、3.42で、多少危険を伴うところも求人はいいようです。農林漁業は0.75、ガソリンの値上がりで、この分野の求人はもっと減るでしょう。自動車運転は、1.32と運転の中では、まだいい方でしょうが、船舶の運転は、0.40、鉄道の運転も0.27とないに等しいようです。
 製造では、金属材料製造が1,43、化学製品製造が1.22、窯業製品製造が1.43で3Kに近いほど求人はあるようです。
 これが、組み立てになると、計器・光学機組み立ての2.30、輸送用機械組み立ての1.18などを除くと1を割り込んでいます。土木作業0.85、採掘作業0.43とこの手の仕事も景気が良くないのでしょう。求人倍数が1を大きく割っています。
 これらから言えることは、技術力、熟練度、資格が必要な職業は、まだ求人が期待でき、簡単できれいな職業は求人が極端に少ないといえます。あとは、危険が伴ったり、3Kの仕事は、求職者も少ないために求人倍数は少し高いようです。いずれにしても、この時代は、職を得たら、高望みをせず、離職せずにコツコツやるのが、一番のようです。多少は、不満があってもくれぐれも短期を起こされないように祈っております。

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