景気が、次第に悪くなっています。関東、関西、東海の各ブロックで比較すると、やはり東海地区がもっとも求人倍率が高いようです。全国平均では、2007年6月、7月の1.07をピークに11月には、1を割り、この6月には、0.91に落ちています。関東もほぼ同じ時期に1.22のピークとなり、今年の6月には1.08までに下がっています。関西も1.12をピークに12月には、1を割り、あとは下がる一方です。東海は、今年の6月でも1.52と求人の方が求職よりも高くなっています。やはり一番景気がいいようです。
県別に見ますと、関東では、千葉がもっとも悪く、次いで茨城です。2006年の6月から1を割っています。今年6月は、0.83と0.93です。現在、もっとも求人倍率が高いのは、意外や関東では、群馬です。東京よりも高くなっています。関西では、奈良、和歌山、兵庫が2006年6月から1を割っています。いいのは、滋賀で今年6月でも1.02と1を越しています。東海の岐阜、愛知、三重の三県は、今年6月でも1以上をキープしています。愛知などは、1.74です。日本で、もっとも求人倍率が高いといえるでしょう。
実際の有効求人数は関東をとると、2006年6月の752,624人から2008年6月の585,365人と22%ほど減っています。求職者数は同じく582,832人から551,432人に5.4%減っています。求職者数は、それほど減っていないのに求人数は大きく減っています。
今後、景気が悪くなると、この数字はもっと冷酷になります。景気の悪くなる傾向は早くから見えているのに日銀も政府も何もしていません。2年後は、失業者が道に溢れているということだけは、避けてほしいものです。
高齢者の人は、年金が増えなくても銀行金利が以前のように数パーセントあれば、家計の足しにできました。それが、今の金利はほぼゼロです。これは、失政のなによりも証明です。歴史上の最大の失政といえるでしょう。庶民は、もっと怒らねばなりません。連合も労働貴族と揶揄されるようでは人の先頭に立てません。
明日は、どの職業が明るく、どの職業が悲惨か話しましょう。
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