「糖尿病の究極の目標は、合併症を阻止すること。合併症には糖尿病網膜症や神経障害、それに糖尿病腎症の悪化による人工透析の阻止が重要です。それには腎機能を調べることです」
血液中のクレアチニンの量を調べる血清クレアチニン値が有名ですが、腎機能はかなり悪くならなければ異常値を示しません。軽度の時は、わからないということです。そこでお勧めなのが微量アルブミン尿だそうです。腎機能の低下が早期にわかります。
「アルブミンは血液中に一番多くふくまれるタンパク質で、通常は尿中に漏れ出すことはありません」
検査は試験紙を尿にひたして行う。値が30~299㎎/gCrの範囲内なら微量アルブミン尿と判定されます。
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