2013年8月23日金曜日

安重根の碑設置要請

 中国を訪問中の韓国の朴槿恵大統領は628日、北京の釣魚台迎賓館で習近平国家主席夫妻と昼食をとりながら会談した際、初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を暗殺した朝鮮半島出身の抗日運動家、安重根(アンジュングン)の記念碑を、暗殺現場の中国黒竜江省ハルビン駅に設置するための協力を要請したといいます。

 朴氏にいわせると、安重根は、「韓中両国民にとって尊敬すべき歴史的人物だ」

 習氏は「前日(27)の首脳会談は成果に富み、双方は多くの共通認識に達した」と強調。安重根に関する朴氏の主張に同意したかは不明ですが、「関係部署に(記念碑設置を)検討するよう指示する」と答えたといいます。
 06年には、韓国人企業家らが同駅近くの広場に安重根の銅像を設置。10日後、中国当局に撤去されたことがありました。中国の最高指導者が2日続けて会談を行うのは異例の歓待といえ、習氏と朴氏が対日強硬姿勢を通じて結束を深めた可能性も否定できないとも書かれていますが、もし安重根の碑の設置を中国が認めるようであれば、日本も付き合いを考えねばならないでしょう。朝鮮半島の発展のために、尽力したにもかかわらず、殺された伊藤博文の銅像を建てるというのであれば、まだしも犯罪者の銅像を建てるというのは、韓国の大統領もおかしくなったものです。付き合い方を考えねばならないようです。          

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