ところが、室谷克実氏によると、1000~2000人の赤ん坊や幼児が、毎年、海外に養子に出されているそうです。
朝鮮戦争が終わったころは万単位で出ており、2007年までの累計は16万人にも達するといいます(中央日報07年12月20日)。「最も多いのはシングルマザー(未婚の母)の子どもで、87%を占める。残る13%は親の離婚などで養育が困難になった子供たちだ。また、障害のある子供が全体の20%を占めている」そうです。
実際には、養子ブローカーが介在しており、ブローカーは子供の親にいくばくかの金を払うようです。そして養子にするという外国人から、何倍かの手数料を取ります。実体は「赤ん坊、障害をもった児童の輸出」なのであると室谷氏は断じています。
12年中に米国に養子として入国した児童は中国が最も多く2500人ほどで、韓国は800人弱で4位だったそうです。中国は「1人っ子政策」があり、人口そのものが韓国の30倍規模ですから、実質的には、韓国が依然として「世界に冠たる養子輸出大国」であることは間違いないといいます。
韓国に、海外養子に出された少年少女の碑があるだろうかと室谷氏は問うています。
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