2013年8月15日木曜日

安倍政権の戦前回帰政策

 高橋乗宣氏によると、日本経済を再生し、国民の暮らしを上向かせるためのシナリオが安部政権はメチャクチャなのであると断じています。「異次元の緩和」「アベノミクス」「3本の矢」「成長戦略」などと、調子のいい言葉がいろいろと踊っていますが。

政府は、日銀に大量の国債を買い取らせてカネをつくり、公共投資と企業向けの減税に振り向けようとしています。財政をユルユルにして経済を立ち直らせようという考えです。その一方で、財政規律に目を配り、福祉や社会保障の制度を見直すとしていますが、いったい、緩めるのか締めるのか、どっちを目指すのか。カネ余り状態の企業に向けて、設備投資減税をやるというのも矛盾しています。思いつき、行き当たりばったりの政策がゴロゴロあり、政策の一体感がないのだと高橋氏は言います。

「結局、安倍政権がやっているのは、日銀に国債を買わせ、使えるカネを捻出するということだけ。かつて日本は戦費の調達のために国債を日銀に引き受けさせた。当時と同じだ。安倍首相は日本に軍隊をつくり、戦争ができる国家に変えようとしているらしい。少なくとも経済政策は戦前に回帰している」と恐い話になって来ています。

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