
芥川賞は、純文学に与えられ、直木賞は大衆小説が対象になります。選考方法は、選考会で各委員が選評を述べた後、〇×△の3段階で評価を付けます。〇は支持で1点、△は消極的支持または保留で0.5点、×は不支持で0点です。全員の選評が出尽くしたところで、第1次集計に入ります。これを、十数回繰り返し、「選考委員の総意」を採ります。芥川賞の選考委員は、池澤夏樹、石原慎太郎、小川洋子、川上弘美、黒井千次、高樹のぶ子、宮本輝、村上龍、山田詠美の9人でした。信長の棺を書いた加藤廣氏は、純文学は純だけではダメで、純にして興、興にして純でなければならないと語っていました。
今回選ばれた揚逸氏は、ハルピン出身です。留学生として来日し、日本語で文章を書くことさえ容易ではなく、受賞するまでの苦労は大変だったようです。揚逸氏の伯父さんは、横浜中華街で「華都飯店」を経営しているそうです。「華都飯店」は関帝廟通りと長安道が交差する地久門のそばにあり、四川料理の重慶飯店の向かい側です。北京料理で鍋もあります。中田横浜市長もよく行く店だそうです。
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