2009年5月13日水曜日

小沢民主代表の辞任

 どこかの新聞社は、号外まで出したようです。小沢代表は、11日の夕方、民主党本部で緊急記者会見を開き、辞任を表明しました。西松建設の献金事件で公設第一秘書が逮捕、起訴されたことが、大きな転換点となりました。検察と官僚が仕組んだこととは、思いたくありませんが、結果的にこれが大きな巌となって立ちはだかりました。小沢代表の辞任会見もさっぱりしたものでした。かれの望みは、かれが総理大臣になることではなく、政権交代させることだったはずです。かれは、心臓に持病があり、現在も昼食後は休憩が必要です。したがって、首相になって、長時間、本会議場での質疑には、到底耐えられる肉体ではないと思います。おそらく、そのことは、本人が一番知っているでしょう。もし、あのままスムーズに衆院解散、総選挙になっていれば、民主党は勝ち、与党になっています。そうすると、小沢代表は、首相にならざるを得ません。しかし、なっていますと、1年以内に死ぬか、入院するという仕儀になっていたでしょう。神は、小沢代表に首相の椅子は、用意しなかったようです。かれは、遅くとも、この4カ月後に行われる総選挙に死に物狂いで戦うでしょう。自民党にとっては、脅威です。かれが猛烈に走るのを自民党のなにびとも、止めることはできません。
 次の代表は、鳩山由紀夫幹事長が、現段階では最適でしょう。岡田氏は、たしかにお金には潔癖です。これは、以前のブログに書いたとおりです。しかし、かれでは、勝てないでしょう。選挙がすべてにおいて下手です。小学校の学級選挙であれば、当選するでしょうが、この魑魅魍魎の世の中です。ある有力自民党議員が言っていたように、1年で潰されるでしょう。
 いずれにしろ、小沢代表の辞任により、民主党政権が遅くとも4カ月後には、実現するでしょう。これは、鳩山氏が、次の代表になることが条件ですが。鳩山代表、小沢選挙対策委員長、岡田幹事長、長妻副代表、間渕副代表、原口選挙対策副委員長などのことができれば、世の中明るくなるでしょう。大いに期待したいものです。

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