波紋を広げているのは「大学ユートピア特区」構想で、京都府内全大学の学部、大学院を対象に、卒業・修了時に永住を希望する留学生に対して原則許可を得られるようにするものです。山田啓二京都府知事は今年度中に政府に申請する方針で、府議会による事前の決定は必要ないということです。
これが、実現すると、どうなるのでしょうか。
ノンフィクション作家の河添惠子氏は「中国人が殺到するだろう。彼らは永住権を得たら家族を呼び寄せ、集まる。自分たちが社会に合わせるのではなく、社会を自分たちに合うように変えようとする。永住権を得るだけのトンネル大学・学部ができる可能性もある」と警告しています。
そして、さらに、「中国人留学生を多く受け入れているオーストラリアでは、中国人がシドニーなど大都市に集中し、帰化する人も多い。中国人移民が増えているカナダでは、交通事故が増えた。交通ルールを理解しないまま運転免許を取る人もいるからだ」と述べています。
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