2012年10月20日土曜日

原田泰氏の震災復興欺瞞の構図(33)


前日からの続きです。
「阪神淡路大地震でも、関東大地震と同様に、復興資金は公債で賄われた。
円が上昇しているのは、他の国が金融を緩和しているのに、日本がそうしていないからである。中央銀行が直接コントロールできるマネー、マネタリーベースの量を見ると、主要国が2倍から3倍に増やしているのに、日本は2011年の初めでは10%しか増やしていない(その後30%まで増やしている)。これでは日本の円が高くなり、他国の通貨が安くなるのは当然だ。

ここで明らかにしたかったのは、債務の処理を考える、震災後デフレにしない、円高にしない、復興資金は公債で調達する、私的財産の復活にある程度の支援をする、再建の具体的計画づくりは分権的に行うということである。

関東大地震のように、当時のGNP37.5%にも及ぶ被害からの復興も公債によったというのは大きな教訓である。借金によって復興費をまかなえば、より必要なところにしか使われないという効果も期待できるだろう」
なぜ東北大震災は、復興を税で賄おうとしているのでしょう。国賊ものです。糾弾しなければなりません。

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