2009年5月26日火曜日

巨額赤字企業

 株価は、どういうわけか上昇しています。このことについては、あらためて述べてみたいと思っています。決算発表が相次いでいますが、現在までの最終損益が赤字のワースト20をあげてみます。恐ろしい数字です。なぜ、こうなったのでしょうか。各社それぞれ言い分はあるのでしょうが、どう立て直しを図るのでしょうか。以前、リストラという言葉が流行りましたが、そういうなまっちょろいことでは、すみそうにありません。
 赤字企業      

会社名

赤字金額

(億円)

日立製作所

7880

野村ホールデイング

7094

みずほファイナンシャルG

5800

三井住友ファイナンシャルG

3900

パナソニック

3800

トヨタ自動車

4369

東芝

3435

第一三共

3160

NEC

2970

10

日産自動車

2650

11

武富士

2641

12

三菱UFJファイナンシャルG

2600

13

新日本石油

2516

14

札幌北洋ホールデイング

2090

15

あおぞら銀行

1960

16

エルピーダメモリ

1800

17

ソニー

1500

18

新生銀行

1430

19

パイオニア

1290

20

プロミス

1270


 これだけで、5兆円を超えます。新光総合研究所の集計によりますと、東証一部(金融を除く)1222社の09年3月期の売上高は、前期比で12兆4990億円減少し、経常利益は8兆2940億円減少、最終利益は6兆8920億円減少しています(5月7日現在)。もっと怖い予想は、10年3月期の売上が、前期比33兆6940億円も減るということです。09年、10年の2年間で44兆円以上も売上が減るということです。
 08年度の貿易収支は28年ぶりのマイナスとなる7253億円でした。国の借金は、08年末で約846兆円もあります。愚痴を言っても仕方がありません。是非、団塊の世代のようにがんばって、再度、太陽を昇らせたいものです。経営能力のない経営者には、即刻、退場願いましょう。これは、国会議員、官僚も同じです。


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