2008年7月15日火曜日

iPhone 3G

 11日、iPhoneがソフトバンクから発売されました。3日前から、店舗前に行列をつくった人もいました。ドコモとの争奪戦で、ソフトバンクが勝ったようですが、まだドコモも諦めていないようです。
値段は新規契約者の場合、メモリーが8GBの場合、2万3040円で、16GBの場合は、3万4560円です。音声通話の基本料と定額データ通信料などが毎月7280円かかり、2年間は解約できませんので、8GBで、最低でも2年間で20万円弱を払わねばなりません。端末自身は、安いと言えるでしょう。
 多分、アップルはソフトバンクからバックマージンを貰うのでしょう。この値段では、アップルは儲かりません。ソフトバンクは、アップルに価格決定権などを握られたようです。他のメーカーも同様のことをやれば、日本の携帯ビジネスのやり方が、大きく変革します。この面では、目が離せません。アナリストは、年間100~120万台は売れると見込んでいます。IPhoneの旧モデルは、世界中に600万台出荷されました。最近は、1機種で50万台売れれば大ヒットといわれていますから、ブームを起こしそうです。
 総務省の指導などもあり、端末の売り方が以前とは、変わっています。これまでは、買い替えが早い人ほど得するシステムでしたが、変わりました。24ヶ月使わないと、残った期間の端末の代金を払わねばなりません。したがって、通常の人は、2年間は買い換えないということになります。これまで、平均が1年程度でしたから1年間に販売される端末の台数も減ります。わたしなどは、3割以上減ると予測しています。すなわち、年間の端末販売台数は、約5000万台から、3500万台以下になるでしょう。こういう中で、さらにiPhoneにもっていかれると大打撃です。端末メーカーに冬の時代の訪れです。iPodによって、ウオークマンが大打撃を受けたようにiPhoneで端末メーカーに打撃を与えるでしょう。日本メーカーは、キャリアに牛耳られることなく、特長のある端末の開発にがんばってほしいものです。コンテンツブロバイダーにとっては、iPhoneによって、世界の窓が開かれた形になり、春の訪れかも分りません。
 わたしの予測では、iPhoneは、漢字文化には合いません。したがって、騒がれたほどには、日本、中国では、欧米ほどには、出ないと思います。わたしの予測は、当たるでしょう。

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