2009年8月2日日曜日

今年、中国がGDPで日本を抜き、世界2位へ

 中国が、今年中に名目国内総生産(GDP)で、日本を抜き、世界2位になることは、確実視されています。その一方で、一人当たりGDPでは、中国は日本にはるかに遅れをとっているという中国社会科学院の冷めた見方もあります。
 中国の一人当たりGDPは、08年に初めて3000ドルの大台を突破して3266ドルになりました。03年に1000ドルから、3000ドルに達するまでにわずか5年です。日本は、11年かかりました。しかし、中国は、成長力こそ大きいのですが、絶対金額では、世界で100位以下です。とはいうものの、上海や広東省のシンセンや広州では、08年に1万ドルを突破しています。日本の80年代前半の水準です。日本は、1995年以降、GDPは残念ながら、減少の一途です。もう一度、日の昇る国にしたいものです。どうすれば、そうなるのか、国民一人一人が諦観せず、再挑戦したいものです。

2009年8月1日土曜日

麻生首相失言、また

 衆院を解散してから、10日間も経とうとしているのに、地方からの応援演説の依頼はなく、やっと8月1日に新潟市に地方遊説でゆくようです。
 しかし、7月25日の横浜市内で開かれた日本青年会議所の会合で、「日本は20%以上が65歳以上だ。この人たちは皆さんと違って、働くことしか才能がない」、「80歳を過ぎて遊びを覚えても遅い」、「60歳、80歳を過ぎての手習いは遅い」、「元気な高齢者をいかに使うか。彼らが納税者になれば、日本の社会保障もまったく違ったものになる。これが日本が目指すものだ」。麻生首相は、「一つひとつの言葉をとらえずに全体で理解してほしい」と言っていますが、全体でとらえても変わりません。自分の口から出た言葉は、自分の思いや考えから飛び出すものです。そういう言い訳よりも素直に謝った方がどれだけよかったかと思います。
 また、麻生首相は選挙応援で行くところがなかったのでしょう。29日に今度の豪雨の被災地に飛ぶことにしました。そして、その前日のぶら下がり会見で、「まだ出てきていないという方、まだあとひとつあると聞いていますんで」出かけるということです。評論家は、なぜ「あとおひとり」と言えないのかと憤慨しています。政治史研究家で作家の瀧澤中氏は「この人は自分の発言を相手がどうとらえるかを考えられないんです。こんな人間になったのは、ひとえに漫画の読み過ぎが原因でしょう」と語っています。真面目な漫画愛好家は、怒るでしょう。先には、漫画愛好家は、未曾有などの漢字が読めないと思われました。今度は、漫画愛好家は、上から目線でものを言うと思われています。それにしても解散から投票まで40日間とは長いですね。