2012年7月16日月曜日

誰が裏切り者か

政権交代後、誰か最悪の裏切り者なのか。佐高信氏は、「間違いなく野田首相だと思います」と答えています。
元外交官で作家の孫崎享氏は、「『負けた国はまな板の鯉だ』と言って、米国言いなり路線を唱えた吉田茂です」と答えています。
以後、米国に抵抗した政治家は短命に終わり、追随すると長期政権になるといった構図になっています。
戦後の長期政権ランキングは佐藤栄作、吉田茂、小泉純一郎、中曾根康弘、池田勇人、岸信介の順になります。
米国は日本の政治家を潰そうとするときに、自分の手は汚さず、日本の司法権力を巧妙に使うといいます。田中角栄、細川護煕、鳩山由紀夫、小沢一郎らは検察捜査によって追い詰められました。彼らに共通しているのはアジア重視、米国一辺倒外交からの脱却を目指したことでした。それが米国の怒りを買ったのは違いありません。

ほどんどの親米の大メデイアはガンガン、彼らを叩いていきます。
政権交代はそれを取り戻すチャンスだったのですが、菅、野田政権に裏切られました。鳩山、小沢氏には期待しましたが、米国と官僚、マスコミが一体となって、彼らを潰しました。この国のメデイアはどこに向いているのでしょうか。マニフェストを守り、日本を民主主義国家にしようとしている小沢氏がなぜ、反乱軍扱いになるのか。彼こそが王道なのにそう報じない。

元外交官の天木直人氏は、「日本には真の民主主義を根付かせようとした政治家はほどんどいなかった。それに挑戦し、闘う最後の政治家が小沢一郎であった。こういう歴史的評価になるのではないでしょうか。
民主主義革命を経験していない日本は、いつも官僚や米国にやられてしまう。政権交代でだめなら、アラブの春のような民衆のうねりが必要です」と語っています。

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