2012年7月7日土曜日

宋文洲は消費税増税賛成、原発再開賛成

 宋文洲のメルマガ202号に次の文章がありました。
「私は消費税増税に賛成ですし、一部の原子力発電所の再稼働にも賛成です。しかし、結論も大事ですが、その結論を生み出すプロセスがもっと大事なのです。良いプロセスがなければ納得性が低くなり、実行に莫大な困難とコストを伴うからです。
 歴史的な消費税増税が衆議院を通過した瞬間を私はテレビ中継で見ました。正直ほっとしましたし、野田さんはよくやってくれたと真摯に思いました。しかし、その後の処理が下手すぎます。私が野田さんのブレーンであれば即時に以下のようなアドバイスをしたかったです」

これに対して読者から
「宋さん いつも楽しく読ませていただいております。
今回いただいた内容には少々違和感を感じましたので恐れ入りますがコメントしたいと思います。
野田総理の消費増税に突き進む姿は、私には異常な精神状態の人のようにしか見えません。
いくら税金を上げたところで疲弊した国の制度改革をやらなければリストラは一向に進まない。
このような現実を長年自民党政権で見せつけられてきたわけです。
良識ある国民も小沢氏も財政再建のための増税の必要性は十分に認識していると思います。
ただし、宋さんもおっしゃるようにプロセスが重要ではないでしょうか。
まずは「国のリストラなくして増税はあり得ない」というのが国民の多くの意見だと思います。
  二階堂隆」とあります。

わたしは、現時点での消費税増税は、大反対です。狂ったとしかいいようがありません。
3%、5%,10%、15%と増えてゆくのは、目に見えています。ジャジャ漏れの支出を抑えずに収入を増やそうとするのは、いつの時代も無能な役人のすることです。宋文洲氏は、多少は影響のあるひとなので、よ~く考えて書いてほしいものです。この消費税増税が大失敗であったことは、早晩、結果として出ます。その時に宋文洲氏が言い訳をしないことを祈ります。

 また、原発の再稼動も、今はしようがないということであれば、理解できますが、ずっと続けることは、大反対です。増え続ける原発の生む廃棄物(死の灰)をどう処理するつもりでしょう。地中に埋める以外にありませんが、これには、莫大な費用がかかります。また、どこの自治体もこれを許しません。たとえ、埋めたとしても、いずれ地表に滲み出てきます。原発を続ける限り、原発の廃棄物(死の灰)の処理が、未来永劫続きます。子孫に大きな負の遺産を残します。多分、「そのときは、わたしは日本にいない」というのでしょうが、そういう無責任な発言はやめていただきたい。わたしたちは、この緑に恵まれた自然と共に生きていきます。そのときに原発の廃棄物(死の灰)は、住む人に大きな危険を与え続けます。宋文洲氏は、廃棄物(死の灰)の処理場をどうするのか、考えてからにしてほしいものです。

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