2011年9月1日木曜日

21世紀は巨大地震の世紀か(2)

 630日に長野県中部で起きた震度5強の地震は、千年あまり活動がなかった牛伏寺断層附近で発生。75日にも和歌山県北部で震度5強の地震があったことからも日本列島が活動期にあることが改めて浮き彫りになったと述べています。

古代以降、M8.2程度の元禄関東地震(1703)3連動型の宝永地震(1707)があった「18世紀初め」、安政東海地震(1854)や、高さ9メートルの津波が襲ったという翌日の安政南海地震、死者1万人といわれる安政江戸地震(1855)が起きた「幕末」にも巨大地震が集中したが、三陸沖では東日本大地震に匹敵する地震はありませんでした。

寒川氏は「東日本大震災では『予定外』ということばがしばしば使われたが、文献資料には過去の巨大地震が詳しく記されており、決して想定外ではない」と話しています。

下に示したのは、9世紀に発生した記録のある地震ですが、ほぼ10年間隔で発生しています。当時と今とでは、家の構造などが異なるでしょうが、気持ちの悪い指摘です。日本は、火山の上に出来た島国ですので、火山の影響は、分かるのですが、プレート云々を言われると眉唾になりかねません。地震予知には、毎年100億円以上の費用が投下されてこの始末です。プレート説ならば、プレート上に深海探査艇で高感度のセンサーを置いていけばと思うのですが。簡単に出来ると金にならないと思っているのでしょうか。

  9世紀(平安時代)の主な地震

818年 関東北部

830年 東北日本海側

841年 長野中部(牛伏寺断層?)

841年 伊豆半島

850年 東北日本海側

863年 富山、新潟

864年 富士山活動、溶岩で青木ヶ原形成

868年 播磨地方

869年 貞観地震(三陸)

878年 関東南部

880年 出雲地方

887年 仁和地震(東南海、南海、3連動型?)




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