2011年9月11日日曜日

東芝の汚染水処理施設「サリー」が稼動開始(3)

 さて、フランスの国営企業・アレバ社のアンヌ・ロベルジョンCEO(51 )616日、突然更迭されていました。

福島第一原発の事故発生後、すぐにサルコジ大統領とともに緊急来日し、「困難な時こそパートナーであり続けたい」と語っていた、あの金髪、痩身の美人です。唐突な解任の背景には、何があったのかと週刊誌は書いています。

ロベルジョン氏は、女性初の大統領候補と言われ、サルコジ大統領の嫉妬を買った面もあるようです。

ロベルジョン氏は、3月に海江田万里経産相らと会談し、「私たちを(海江田)大臣の従業員として使ってほしい」「最速、最適の技術をもって汚染水処理に取り込む」と発言していました。

しかし、東電幹部OBはアレバ社にこう疑念を呈しています。「アレバ社の汚染水処理施設は、当初5月中旬にも稼働する予定だったが、ずるずると延期。ようやく動いたと思ったら、汚染水処理の実力が見込みより低いことが明らかになった。そもそもアレバ社の持ち込んだ機械はイタリア製で、日本にある部品と組み合わせて作ったという。汚染水処理には少なくとも500億円以上の費用がかかるようたが、それに見合う実力があるんですかね」。

加えて今回、ロベルジョン氏が解任されたことで、アレバ社の熱意を疑う声さえ出てきています。内紛もいいが、不十分な設備を押し付けられた日本こそいい面の皮だと週刊誌は閉じています。

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