週刊新潮'10.7.22号を見ますと、こういう衝撃的な見出しが出ていました。実際に分解した調査会社によると、日本の部品はほかにも採用されているということでしたが、金額ベースでは、サムソンやLGといった韓国製が4割以上であと米国製やドイツ製が多くを占めていたと報じられています。この1社と書かれていたのは、AMK(旭化成エレクトロニクス)のナビに使う電子コンパスだそうです。残念なことに価格は70セントだそうです。
ここで、驚くのは、iPhone4の利益率です。販売価格600ドルのうち、部品代が約187.5ドル(約31.25%)、ソフトウエアやアセンブリ費用を差し引いても1台あたり360ドル(60%)が利益になっているだろうと推測しています。
iPhone4は6月24日に発売されてから3日間で世界で170万台を超えたそうです。360×170=
6億12百万ドルです。まったく羨ましいかぎりです。
このiPhone4は、よりケータイらしくなって、これにワンセグがつくと、わが国の“カラバゴス携帯”と変わりませんと、書かれています。アップルは、以前からマンマシーンインターフェースにこだわっていましたから、これが一気に開花した感じです。事業仕分けもこういうことにお金を注ぎ込んだらいかがでしょう。1000億円でも2000億円でも。箱物行政は、止めようと言いながら、選別能力のない議員や役人は、低いレベルで妥協して、予算を振り向けています。iPhoneは、大したことはないと思いながら、されどiPhoneです。マッキントッシュでマイクロソフトに踏み潰されそうになりながら、生き続けた執念を感じます。日本の経営者もスティーブン・ジョッブズ氏ほどの信念と執念、これに手腕を発揮してほしいものです。おそらく日本のすべてのエンジニアの声だと思います。富士通やNECの会社の一つや、二つは潰してもいいでしょう。そのくらいの気概で、プロジェクトに臨んで、是非、日本の素晴らしさをアッピールしてほしいものです。
2010年7月15日木曜日
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