2010年8月2日月曜日

「日本海」と「東海」の呼称

 北朝鮮の軍事的脅威に備えて米韓の大規模演習が日本海で行われます。米軍の司令官も北朝鮮からの侵略を相当高度に心配しています。この大規模演習も、最初は、黄海でやる予定でしたが、中国の反発あって、半島の東側、日本海でやることにしました。

 演習の場所について、米軍は国際的にも使われている「日本海で実施」としていましたが、韓国側が韓国の名称である「東海」にするようねじ込んだ結果、「韓半島の東の海で実施」となりました。米軍も情けないほどに腰が引けています。こういうことでは、いざ戦争になっても負けそうな気がします。

 韓国は、国際社会に向けて、「日本海ではなく、東海にすべき」と派手なキャンペーンをしつこいほどにやっています。「日本海」では、日本の海のようで気に食わないということのようです。はては、「日本海は日本帝国主義下の名称」などととんでもないことまで言っています。
「日本海」という名称は、日本が決めたのではなく、国際社会がそうしたものです。また、沿岸国では日本の沿岸線がもっとも長いためにロシアも「日本海」で納得しています。

 さらに韓国は、西側の海を「西海」といっていますが、国際的には、昔から「黄海」です。これについて、韓国は「西海」にしろといいません。「東シナ海」も同様です。韓国は、歴史的な背景からか、強いところには、発言も出来ないようです。その分、おとなしい日本で挽回しようと、日本には言いたい放題です。

 「東海」も「西海」も韓国の沿海名称であって、国際名称になりえません。どうもこの国は、国際的な常識が分かっていないようです。「竹島」も日本領土でありながら、「独島」として占拠しています。産経新聞の『ソウルから』という欄に「日本」の名称がそんなにイヤなら、「日本脳炎」も変えたらどうかと書いています。たしかに、「韓国脳炎」に変えたらどうでしょう。

2010年8月1日日曜日

20年後も残る総合半導体メーカー

 ちょっと古い新聞を見ています(5月15日の日経新聞)と、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長兼CEOは、20年後に残っている総合半導体メーカーは、CPU世界1の米インテルとDRAM世界1位のサムスンだけであろうと語っています。

 中国には工場をもたないファブレスの会社が数百あり、TSMCは、これの受注を増やすことを考えているようです。

 そして、中国進出で、もっとも重要な要素は、安い労働コストではなく、エンジニアの能力とも指摘しています。5年後には、中国にも優秀なエンジニアが育っていると推測しています これからは、中国の中堅エンジニアを駆使することを考えないと、多くの企業が生き残れないでしょう。心配なことばかりです。現在の半導体好況で戦略を間違えると若い多くの社員の将来を奪います。20年後といえば、30代のエンジニアは、まだまだ在職中です。今後の会社の方針は、50代、60代の人たちではなく、30代、40代の人たちに委ねるべきでしょう。そうでないと、自分らが退職金を貰える範囲でしか、方針を決めないでしょう。是非、若い志の高い、実行力のある人たちの出現を望みたいものです。