2008年9月2日火曜日

中国の数字へのこだわり(2)

 もうひとつ、びっくりすることがあります。北京オリンピックが2008年8月8日午後8時8分と、中国では縁起のいい数字にこだわって開会式の日時が決められたことは、衆知のとおりです。さて、中国のとったメダルの数はご存知でしょうか。金が51個、銀が21個、銅が28個の計100個でした。実に都合よく、100個になったものです。この数字を並べます。すなわち512128。これにメダルの合計の100を足します。すると、512228です。覚えておられるしょうか。四川地震があったのが、5月12日午後2時28分だったのです。あまりの符牒にびっくりします。中国の人は、面白いことに気づくものです。

2008年9月1日月曜日

中国の数字へのこだわり(1)

 先に男子110メートル障害の金メダル候補の中国の劉翔選手について述べましたが、かれのゼッケン番号が、1356ということをご存じだったでしょうか。わたしも知りませんでしたし、恣意的に選べるというのも知りませんでした。主催国の権限でできたことでしょうが、このゼッケン番号には中国国民の思いが込められた番号だったのです。すなわち、13は中国国民13憶人を意味し、56は民族の数を表していました。それほどに劉翔選手は期待されていたのです。必ず金メダルをとると信じられていました。それが、1回も走らないままに競技場から去ったのです。中国国民の失望感は大きく、これがメールその他による大非難となりました。昨年10月にニューヨークなどにちゃらちゃら招待されて行くべきではなかったのです。アキレス腱が悪かったのであれば、治療に専念すべきでした。余談ですが、劉翔選手は、昨年10月に18億円もの保険金をCMのスポンサーがかけていました。この保険金が劉翔選手の手に入ったかどうかは、まだ報道されていません。