2013年6月25日火曜日

携帯の4月出荷台数前年比42.5%減

 予想していたものの酷い数字です。JEITA(電子情報技術産業協会)CIAJ(情報通信ネットワーク産業協会)が6月11日発表した携帯電話・PHS端末の国内メーカーによる4月の出荷台数は、前年同月比425%減の100万台となったといいます。スマートフォン(スマホ)はこのうち536%減の334000台。

減少は12か月連続となっています。NTTドコモなどは、端末数を減らす方針を打ち出しており、春商戦を終えた後に新商品が減少し、夏商戦前の落ち込み幅が例年より大きくなったというものです。

4月の出荷台数に占めるスマホの比率は約1/3と直近ピークの2月を20ポイント以上下回わりました。集計データは国内メーカー分のみで、米アップルの「iPhone」や韓国サムスン電子の「ギャラクシー」は入っていません。

日本市場の海外メーカーに席巻される日が目の前に見えています。それなのに、まず国内という指導者が、日本メーカーに多いことも問題のように思います。

日本から、西に目を向ければ、中国、アセアン、インドといった巨大市場が待っているのです。山田長政らも日本の狭さ、制約の多さに業を煮やして鎖国日本から出かけていきました。次の世代のためにも、日本の製造業は残さねばなりません。あのソフト優位のアメリカですら、オバマ大統領は、製造回帰を訴えています。もうチャンスは、残されていません。この数字を見た携帯メーカーのトップ、幹部の人たちは、あらためて戦略を練り直していただきたいものです。

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