2009年6月1日月曜日

どちらが正しいかよりもどちらが楽しいか

 先日、麻生首相と鳩山代表の党首討論が行われましたが、国民の視点がありませんでした。世の新聞、テレビも幾分、与党に与しているところがあります。テレビの管轄は総務省にあるために慮るのは分かりますが、それにしても情けないばかりです。麻生首相は、何十万人という官僚の上に立っているのに、言うことは下にひとりの官僚もいない民主党に対しての批判ばかりです。これは、明らかに逆効果です。なぜ、自民党は国民に対して、「こういう楽しい未来像を描いています」と言えないのでしょう。補正予算を100%浪費しても国民には楽しい生活が見えて来ません。与謝野大臣は、3つの大臣を兼務していますが、あの暗い顔で、消費税云々をいわれると国民の気持ちまで暗くなってしまいます。しょうがないので、売れない漫才師の漫才や落語家の話を聞いて笑わざるを得ません。
 民主党も「自民党よりも楽しい国民生活を約束します」という視点で、是非、青写真を国民に提示してほしいものです。どちらが正しいかの議論は、もうしてほしくありません。道路を建設するのもいい。しかし、一部の国会議員、建設会社に利益が落ちることを国民は知っています。それが分かっているのに、与党の議員はヌケヌケと厚顔になって、道路予算を持って来ようとします。古賀誠自民党選挙対策本部長の選挙区などに道が行き止まりになっているのに高価な橋を懸けています。楽しくとも何ともありません。民主党が、政権をとることは、ほぼ分かっています。そのときには、日本の国民生活をこう明るくすると語ってほしいものです。正しいか、正しくないかの議論は、もう結構です。国民に選ばれた国会議員は、正しくて当たり前です。それが、法に触れてないからいいといった言い訳をする人が、国会議員であってはいけません。国民に民主党は、自民・公明党よりもこういう楽しい生活を提案すると言ってほしいものです。こういう暗い時代だからこそ、明るく、楽しく、国を、国民をリードしてほしいものです。われわれも次に選ぶときには、変なしがらみは、すべて排除し、どの候補が日本を明るくしてくれるだろうかという視点で選びましょう。

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