2009年10月12日月曜日

自民、公明の蜜月解消か

 公明党は、与党にいないと危ない立場にあります。国民新党の亀井氏などは、自民党時代に公明党と創価学会の関係は、政教分離に違反すると言っていました。現在は、明確に言っていませんが、いつ言いだすか、分かりません。公明党は、野党となった自民党には、魅力がありません。今のところ、公式に連携解消を言っていませんが、自民党の再生が、あるのか、ないのか、様子見をしているようです。
そして、神奈川と静岡の参院補選です。8日に告示され、選挙戦がスタートしました。神奈川は、自民党が角田宏子氏(42)、民主党が金子洋一(47)で、静岡は、自民が岩井茂樹氏(41)、民主が土田博和氏(59)が、立候補しました。静岡では、民主は、これを機会に医師会をしっかり支援させるべく、医師の土田を立てています。また、静岡には、組織委員長兼企業団体委員長として、小沢執行部入りした細野剛志氏を張り付けています。そして、今回の衆院選挙で当選した議員もしっかりと自分の選挙区では、候補者と一緒に回っています。議員も自らの顔を売ることにもなり、一石二鳥です。
 これに比べて、自民党の静岡では、告示の前日の7日、静岡県連の幹事長ら3人が揃って辞任するというドタバタがありました。川勝知事が空港建設に区切りがついたとして静岡空港の開港を促進してきた県空港部を廃止する議案を出しました。自民党県連は「年度途中で廃止するのはおかしい」と反対の党議拘束をかけました。本来、否決できるはずだったのですが、あっさり可決されました。これにより、三役が辞任しました。この調子で、選挙に勝つのは、難しいでしょう。
 こういった状況を見たからでしょうか、公明党は、今回の補選には、8日の中央幹事会で自民党候補への推薦を見送り、自主投票にすると正式に決定しました。公明党としては、政権与党の民主党に擦り寄りたいのでしょうが、さすがに急に態度を変えるのは、気が引けたのでしょう。現在、思案中でしょうが、このまま自民党にくっついていても、政権をとる見込みはないでしょう。金属疲労した自民党は、新しい若い血で再出発しなければならないのに相変わらず金属疲労したままです。金属疲労した船は、沈むのみです。沈む船と繋がれていると公明党も沈みます。来夏の参院選挙前には、自民党との提携は解消するでしょう。

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