2009年10月6日火曜日

中国建国60周年

 60年前の1949(昭和24)年10月1日に天安門で毛沢東主席は、高らかに建国を宣言しました。蒋介石総統を台湾に追いやって、勝利を獲得した結果でした。この日も快晴だったそうです。五星紅旗がたなびき、国歌になった「義勇軍行進曲」が大合唱されました。それから60年、天安門の楼閣には、胡錦濤主席が立っていました。そして、その横には、80歳の江沢民前主席が立っていました。隠然とした江沢民氏の影響力を見た人もいるでしょう。
 軍事パレードは、中国製自動車の「紅旗」に乗った胡錦濤主席が、灰色の中山服を着て、閲兵していました。緑の人民服では、軍服のイメージがあるためでしょう。10年前の1999年のパレードでは、10%が外国製の武器でしたが、今年は、すべて100%国産だったということです。中国では、文民統制とはいえ、最近は、暴動も多いために鎮圧には、軍の力を借りずにおられません。軍歴を持たない胡錦濤主席は、むずかしい舵取りになっています。
 パレードは、長安街で行われましたが、今年は、新疆ウイグル、チベットなどで、暴動が頻発したためでしょうか、治安、警備は、ピリピリしていたようです。長安街に面する企業は、9月29日から休業を余儀なくされたり、ホテルなどは、パレード中は、客が外出をしないように徹底されました。また、ホテルの窓は、カーテンさえ開けることを許されませんでした。中心部の飲食店、コンビニも営業停止させられました。パレードの予行練習は、4回ほど行われ、動員された保安要員は、140万人だったそうです。ともに祝う一般市民は、沿道ではなく、テレビで観るようにということでした。
胡錦濤主席は、「中国の発展の前途は無限に美しい」と演説しましたが、GDPでは、日本を抜いて世界2位になる中国ですが、年間10万件を越す抗議活動や当局との衝突が相次いでいます。経済成長に添って、増えるばかりです。これからの10年で中国は、どう変わるのでしょうか。楽しみな半面、怖い感じもします。
 中国では、2012年に5年に1度の18回党大会があります。次の5カ年の成長目標が決まります。日本は、アメリカと中国の間にあって、東アジアの経済圏を作れるのでしょうか。中国は、アジア唯一の常任理事国であり、GDPでも世界2位に年内には、なるでしょう。軍事力でも、経済力でも2位になります。今後、日本は中国、アメリカとどういう付き合い方をしたらいいのでしょう。難しいことを考えずに楽しいことを選択しつつ、ラテン系のように明るくいくべきかも分かりません。しかし、最高に難しい時代にさしかかったことを知る中国のパレードならびに国慶式典でした。

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