
太陽光発電メーカーにとっては、“干天に慈雨”ということでしょうが、政府のやることには、一本筋が通っていません。わたしも海外の太陽光発電のコンサルタントをやりましたが、今や太陽電池は、装置メーカーから設備を買って入れると、すぐに製造できます。研究開発も何もいりません。研究開発をやっているところは、その分、コストアップになります。政府は、単に家庭に導入させればいいと思っている感じで、太陽光発電という産業をどう導いていくのか、基本となる姿勢が見えて来ません。太陽光発電メーカーを育てないといけませんし、その前にどういう方式を推奨するのかも明確にせねばなりません。薄膜タイプなのか、アモルファスタイプなのか。装置メーカーの育成はどうするのか。薄膜タイプの製造装置は、世界中にたくさんあります。今回の補助金も海外太陽光発電メーカーに“ごっつあんです”とおいしくいただかれそうです。是非、安易な補助金制度ではなく、日本の将来を見据えたお金の出し方、政策を考えてほしいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿