2013年3月7日木曜日

共同通信の配信トラブル

 全国の地方紙のほか、日経、産経、毎日といった全国紙も加入する共同通信が24日午後、約7時間もの間、配信がストップするという前代未聞のトラブルが起こった。

 新聞55社、NHK,放送局106社に影響が出て、加盟社の内部は大騒ぎだった。

「共同加盟社の編集局には、電話回線で共同と結ばれている『ピーコ』というスピーカがある。随時、ニュース配信予定を共同職員が読み上げるが、24日午後にはウンともスンとも言わなくなった」

『前代未聞だ!明日の新聞は白紙で出さなきゃならんかもしれません』と騒ぎ始めた」

地方紙のおよそ68割は共同の配信記事で埋まる。全国紙も単純な事件の発生モノや統計モノなどの役所の発表ネタは共同を使うことが多い。記者の経費削減のためである。金がかかる取材も共同任せ。近年

こうした共同依存がますます高まった矢先のトラブルだったのである。

結局、夕方にはバックアップ用のメール送信による配信が動き出し、大混乱は免れた。多くの新聞が実は共同新聞だったことがよく分かったトラブルだった。

 

 

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