2012年11月23日金曜日

宮田重樹氏の「死ぬまで寝たきりにならない体をつくる」(6)


(昨日からの続きです)

「縮み思考」をやめて精神の若さを保つ
消極的な姿勢は、認知症(ボケ)にまでつながります。
こうした消極性は、「老い」を呼び寄せます。
「ラクな生活」とは、精神をあまり使わない生活にほかなりません。
脳をあまり使わないでいると、人はどんどん消極的になっていきます。
脳のなかで使っていない機能が次第に衰えていくので、それを使うにはより一層の努力や決意が必要になり、一方でラクなほうへと流されてやらないでいると、さらに機能が衰える、という悪循環になります。
すると、次第にすべての物事に対して、「もう歳のいった自分に無理だ」というあきらめの気分が湧いて、悲観的な考えしか浮かばなくなってきます。
一緒にいる人には辛気臭い印象を与えるようになります。
「あの人も年寄り臭くなったなぁ」などと言われるのは、大抵、こういう精神的な若さを失った状態人なのです。
こうした状態は、究極的には認知症(ボケ)にもつながっていきます。

逆に、年をとっても若々しい人、元気な人は、どなたも好奇心旺盛でいろいろな新しいことに興味を持ち、常に行動しています。
内面の若さを維持しているか、失ってしまっているかによって、印象が左右されている部分が大きいと考えられます。

積極的な姿勢は、寝たきりや認知症の予防にも効果大
新しいことに挑戦するにはエネルギーがいりますし、慣れないことで気疲れしたり、肉体的にしんどいこともあるでしょう。でも、その「しんどさ」こそが、精神や肉体の普段使っていない部分を使っている証なのです。

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