2012年11月11日日曜日

李登輝元台湾総統のブレない発言


 台湾の李登輝元総統(89)は、わたしの好きな政治家の一人です。李氏は、105日の夜、台湾北部の桃園県の中央大学で講演し、中国の学生の質問に対し、尖閣諸島を「日本領」と発言しました。また、「台湾は中国のものでない」とも主張しました。

李氏は自らが推進した台湾の民主化の歩みについて約1時間半にわたって講演しました。そのあとの質疑応答で、台湾に来て半年という中国の学生が、尖閣諸島の帰属に関して質問しました。
李氏は、「領有権は日本にある。中国固有の領土というなら、裏づけとなる証拠の提出が必要である」と返しました。
「それは個人の見解か」と気色ばむ学生に、李氏の秘書が「見解ではなく歴史的事実の解釈だ」
と補足した。

両岸の未来を問うた学生に、李氏は「台湾は中国のものではなく、未来の民主化のモデル」として、この学生に「民主化と自由を学んでほしい」と、台湾の歴史に関する自らの著書を贈りました。この学生とのやりとりは約20分間続いたといいます。

  李氏は京都大学を卒業し、台湾に戻って政治家となり、台湾を指導しました。
  中国で、この原稿を書いていますが、インターネットで李登輝を引こうとしましたら、接続が出来なくなりました。

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