2012年10月16日火曜日

特許庁の55億円ムダづかい


  特許庁がシステム開発に大失敗して約545100万円ものムダを出していたことが会計検査院の調べで分ったと、1012日の日刊ゲンダイで報じていました。。

特許庁は、出願や商標登録などに関する情報を一元管理する「基幹システム」を刷新しようと計画しました。そして、0611月に入札を行い、「東芝ソリューション」が約99億円で落札しました。特許庁が算出した予定価格は170億円を超えるため「格安の落札額」と判断して、東芝ソリューションがシステム設計などを担当し、プロジェクト支援として経営コンサルタント会社の「アクセンチュア」が関与し、114月に完了する予定でした。

ところが作業が遅れに遅れ、8年後の141月まで延長しましたが、それでも出来ずに、今年1月に開発を断念したというものです。

検査院は計画に失敗したのに、東芝ソリューションに約24億円、アクセンチュアに約29億円が支払われたことを問題視しました。ムダ遣いを会計法令などに違反する「不当事項」として指摘する方針だといいます。

よくわからないのは、なぜ特許庁は、プロジェクトにアクセンチュアを加えたのでしょう。
そして、当初、この2社にいくらで発注したのでしょう。
東芝ソリューションが1社で99億円で入札したものにアクセンチュアが加わって、いくらになったのでしょう。

特許庁は、失敗したものになぜ約53億円も支払ったのでしょうか。
こういうことで、よくあるのは、特許庁が完全にできていない仕様書で発注し、そのあとどんどん仕様変更したのではないかということです。このため、出来上がってもいないシステムに53億円も払ったのではないでしょうか。
真相を明確にしてほしいものです。

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