2009年9月19日土曜日

しなやかな田中美絵子議員

 週刊誌に田中美絵子議員のことが載るや、テレビは一斉に彼女を追いかけまわしました。彼女は石川2区で自民党のドンを相手に回し、あと一歩まで追い詰めました。さすがの森元首相も青くなり、石川2区にくぎ付けになって、他の候補の応援に行けませんでした。地元の大政治家をこれほどに追い詰めたのに彼女の評判は、選挙区の小松市などで聞くと非常にいいそうです。
 彼女が以前、エログロ映画「盲獣VS一寸法師」でヌード出演をしたり、雑誌の出会い系の企画をしたり、「渋谷有栖」のペンネームでコスプレで風俗ライターをしていたなどしていたようです。これらは、国会議員になる前のことですので、人権侵害になると思うのですが、テレビなどでこれまでか、これまでかと追い回します。9月13日のブログで“あなたの好きなコメンテータ”でリストアップしましたが、この中で、良識的なコメントをするのは、鳥越氏くらいで、あとはディレクターの言いなりで視聴率がとれそうなきわどい発言をします。今やテレビは第1主権者ですので、もっと良識を持ってほしいものです。
 彼女が偉いと思ったのは、これらの取材陣を前に「世間をお騒がせし、心からおわびします」と詫びることから入りました。次いで、なぜ、これらの仕事を選ばざるを得なかったのか。彼女は、「非常に厳しい経済状態の中で生活をして参りまして、生きるために必死で仕事をして参りました。また、いろんなことにも挑戦させていただいた厳しい経済状況の中で、生きるためにいろんなことに挑戦しました」と述べ、「政権交代が実現する歴史的な日に、議員として参加できることを光栄に思います。社会的弱者の目線に立ったぬくもりのある政治をしたい」と抱負述べました。たしかに彼女の時代は、山一証券や拓銀、長銀などが破綻した就職の大氷河期でした。男子ですら正社員になるのが、難しかった時代ですから、生きるために必死にやって来たのでしょう。大変なバイタリティです。
 選挙に当たってのホームページにもツアーコンダクターであったことも書いています。帝京女子短大、明治大学政経学部を卒業しています。弓道2段だそうです。そして、当選に当たっての最初の試練が、この報道だったのでしょうが、緊張の顔も見せずに、にこやかに答えていました。そして先に述べた説明と抱負を淀みなく、話しました。なかなかできません。プロのアナウンサーでも、とちります。これをまったく滞らずに話せるのは、きっと頭もいいのでしょう。非常にしなやかな印象も受けました。選挙も、彼女を強くしたのでしょう。4年前の小泉チルドレンとは、大違いです。こうした経験を今後の議員活動に生かしてほしいものです。民主党は、貴重ないい人材を得ました。

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