2008年7月29日火曜日

世界景気天気図

 日本経済研究センターは、7月23日、世界の景気天気図を発表しました。5月のデータでは、世界の景気は、「嵐」になっています。4月が「雨」でしたから、一段階悪くなっています。これは、アメリカの不振とEUの生産の大幅鈍化に起因します。日本は、「雨」寸前の「曇り」でした。アメリカ、EUは「嵐」で、アジア、BRIC’sは「薄日」です。これは、日経センターが算出する指数をもとに主要国の景況感を「晴れ」、「薄日」、「曇り」、「雨」、「嵐」の五段階で示したものです。指数は生産、輸入、商業販売額の三指標の前年比の変化率を1996~2005年の平均変化率と比べ偏差値化して算出したものです。アメリカ、EUは悪くなる方向にあります。日本も辛うじて「曇り」で止めましたが、もうじき「雨」です。これに原油高、原材料高、ドル安が絡んでくると世界の景気は変調を来たす危険性が高い。政府に任せられないので、各企業は自助努力で、戦略を立案し、被害を最小限に止める必要がある。今こそ、企業は長期戦略が必要である。

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