2012年3月30日金曜日

日本一の幸福者、本多静六の人生の秘訣(8)

 昨日からの続きです。

13.新聞や雑誌の読み方・生かし方

本多はいつも赤鉛筆を片手にして、手帳や日記に書き抜くべき部分には――印を、切り抜きを要する部分には「 」印を付け、それぞれその日のうちに処理している。

新聞でも雑誌でも、新たな統計表、法令、税率、そのほか生活に必要な新知識で簡単に抜抜き書きできないものは、切り抜いておくのがよいようだ。ただし、そのスクラップブックには、必ず新聞名、雑誌名と共に年月日を書き込んでおくことを忘れてはならない。

14.品格を上げる「成功マナー」集

成功も人との信頼関係があって初めて可能となる。

その信頼関係を築く上で大切なことは何

成功マナー1 とにかく、こまめに手紙を書く

普段はハガキ一枚、手紙の一本もよこさないくせに、自分が用事のあるときだけ、急に頼みに来るような人は、とうてい成功できない。

成功する人は、絶えず緊張して、あらゆる方面に努力するから、自然に筆まめにもなり、先輩や益友などには、ときどき手紙などで連絡をとって懇親を結んでおく。

成功マナー2 不平不満かを顔に出さない

自分の頼みを人に断わられた場合に決して不平を言わずに、また不平な顔をせずに、

「お話はごもっともで、自分の考えが未熟であったことがわかりましたから、さらに熟考します」と丁寧に礼を言って帰る。

成功マナー3 “虚礼”よりは“「実意」を大事にする

家庭生活と社交にはいっさいの形式を捨て、実意を徹底する。そして、常に先方が快く思うように、また、何らの迷惑をかけない。

成功マナー4 「手みやげ」一つにもこの気くばりが肝心

先輩や恩師、上司を訪問する際は、まず先方のお都合のよい日時を考え、食事前や忙しい時間帯を避ける。そして、ちょっとした先方の好みそうな手みやげをもって玄関にかかり、

「今日はご近所まで参りましたから、ちょっとお伺いいたしました。皆さま、お変わりはありませんか。この品は頂き物のお福分けでございます。今日はただ機嫌伺い参りましたので、これでおいとまいたします」と言って、玄関先から帰るようにする。もし先方の都合がよく、会おうと思えば、呼び返すに決まっているから、むやみに押し上がるのはよくない。

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