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シャープ株式会社創業者:早川徳次氏と早川式繰出鉛筆 |
明けましておめでとうございます。
シャープは創意、独創の会社であることは、よく世に知られているとおりです。それは創業者の早川徳次氏(1893~1980年)の遺伝子といえます。
東京の下町で生まれた早川氏は、幼くして養子に出され、丁稚奉公で金物職人としての腕を身につけました。発明の才があり、ベルトに穴を開けずに使えるバックル「徳尾錠」を開発して、本所に資本金50円で会社を興したのは大正元年(1912)年9月15日、18歳の時でした。
まだ着物姿が多く、男性の洋服は珍しい時代でしたが、これが当たりました。それまでは、穴をあけてこれにとめて使っていました。今でも使われています。わたしが、使っているベルトは穴があいていません。徳尾錠もどきかも分りませんが、無変速みたいなもので、どこにでも止められますから非常に便利です。
早川氏が、次に発明したのが社名の由来にもなったシャープペンシルです。これも和装には合わないと文具業界からは相手にされなかったそうですが、輸出した欧米で大ヒットしました。この当時のシャープペンシルの復刻版があります。早川氏の顔が見られるようで、好きな文具です。
早川氏は、ただの発明家ではなく、時代を先取りする経営の才にも長けていたといえます。
ところが、大正12(1923)年9月1日、関東大震災が襲いました。早川氏自身も負傷しましたが、妻と2人の子供も亡くなりました。震災では文豪・谷崎潤一郎ら関西に移住する人が少なくなかったといいます。早川氏も借金を返済するためにシャープペンシルの生産指導のために大阪に赴きました。新天地を求めたともいえます。発明家の早川氏は、国産第1号のラジオを商品化しました。
今こそ、シャープのひとたちは、創業者早川徳次氏の魂を継いで、力強く、生き返ってほしいものです。数多くのシャープファンがいます。
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