地震が起きると、若い人はまずラジオやテレビをつけますが、それでは間に合わない。地震=津波と認識し、すぐに逃げることが、沿岸部に住む者の鉄則です。防潮堤で安心して避難しないなら、むしろ防潮堤などない方がマシ」とも語っています。 現在、田老地区の犠牲者は約200人。明治と昭和の大津波でそれぞれ1859人、911人の犠牲者を出したことを考えれば、防災対策に一定の効果はあったといえるようです。
津波から生き残るためには、ただひたすら高台に逃げることだと言います。
「津波災害の特徴は、人が大量死すること。災害時に人助けをしたことは、すぐ美談として語られますが、津波の時だけは別。決して、褒めてはいけないのです。それを徹底しない限り、日本はいつまでも津波の大量死から逃げられません」と長老は語っています。
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