2012年1月26日木曜日

60歳からの生き方(11)

年齢にこだわらないおしゃれが心の若さもつくり出す

「男といえどもおしゃれに積極的な人間ほど出世する」。

おしゃれな人は奥さんに服装のコーディネートをまかせたりはしないそうです。それこそ下着から、ハンカチなどの小物類にいたるまで、すべて自分で選んでいます。

コーディネートは色や柄、形、素材などの組み合わせなので、柔軟な思考回路が必要です。

“落ち込み”を制する者が老化を制する。

落ち込んだときは悩み紙に書いてみることです。

悩みを書き出すことで、悩みの原因が意外に複雑にからまり合っていることがわかったり、反対に単純なものであったりするのに気づいたりするものです。

書くという行為は、心理学でいう「緊張軽減」(テンション・リダクション)になり、緊張を減らすことができるのです。書くものによって、悩みの原因がわかります。さらに、それを眺めることで、客観的に悩みを見つめることができるのも、「緊張軽減」の効果といえるでしょう。

未知への挑戦ほどたのしいことはない

多胡氏の趣味のひとつに、絵画の収集があります。もちろん、ピカソ、ゴッホ、ルノウールといった、世間で評価の定まった名画など集めようもなく、まだ世間に知られていない名もない画家の絵を集めています。まだ誰にも知られていない私なりの“名画”を探し出し、それがどう評価されていくかを見るのは、ある意味では非常にクリエイティブ作業といえるかもしれません。

誰でも小さいころは、まだ味わったことのない未知の世界に対する夢や期待に、胸をワクワクさせたことがあるでしょう。いくら年を重ねようと、世の中にはまだまだ自分の知らない面白いものがあるはずです。

向き、不向きよりもチャレンジ精神がたいせつ

人間は放っておくと、ついつい楽なほうに行ってしまいがちですが、表面上の“楽”が、人間の本当の“たのしみ”を奪う元凶になるから皮肉なものです。

向き・不向きなど気にせず、誰に気がねすることもなく、新しいチャレンジができるのだと、私は思っています。

あれこれ考えず、とりあえずそれをはじめてみることです。

この“とりあえず”が、意外にたいせつなことで、とにかくひとつのことをはじめてみると、やりたいことはつぎつぎとみえてくるのです。

2012年1月25日水曜日

60歳からの生き方(10)

世の中のすべてを好奇心の目で見る

若々しい心とは、なんにでも興味を持ち、おもしろがることのできる心のことです。

積極人間をつくり出すオーバーアクションの効果

慎重すぎたり、必要以上にくよくよ考え込んだりして積極的になれない、あるいは、肉体的エネルギー不足で、何ごとにつけ面倒くささが先に立つ、そういうひとたちは、日常の行動にもこうした動作の遅れが目立つものです。

そうならないためには、ふだんから何ごとにつけ、大きな動作をするよう心がけてみることです。

オーバーアクションをすこしずつでもやっているうちに、肉体的なエネルギーもしだいに高まり、それが精神的なエネルギーにも作用し、いざというときにすぐさま体を動かす気力が生まれてくるのです。

人に見られているという自意識が、若さを保つための原動力となるのです。

中年のサラリーマンは逆に、まわりから観察されるのを嫌がるようです。喫茶店や電車のなかで、中央がガラガラなのに、ほとんどの人がわざと目立たない隅のほうから座っていくのを見ても、そのことがわかります。心理学上ではシェルター(防御壁)願望が、人間に消極的な行動をとらせやすくしているのです。

積極的な人間は、シェルター願望が少ない、まんなかの目立つ場所を好むということは、動物園に行ってサル山のサルを見ているとよくわかるでしょう。ボスザルは、たいていいちばん高いところで、まわりを見おろしています。

弱いサルになるほど、高さの低い、隅のほうで小さくなっています。

できるだけまん中に座ってみることです。

人が注目すると思われる小物を、ひとつ持つだけでも気分が変わってきます。

自分から行動を起こさなくても、ものいわぬ小道具が、相手の関心をひいてくれるはずです。